日本学生支援機構の奨学金返還免除制度に応募した【理系大学院生の体験談】

多くの大学生・大学院生が借りているであろう日本学生支援機構(以下、機構)の奨学金。大学院生が借りる場合には、返還免除制度があるのはご存知でしょうか?

どういった制度なのか?という詳細は、機構のHPの方が正確にかつ十分に書かれているのでご覧いただければと思いますが、

今回は機構HPには決して書かれない、実際に応募して経た審査過程について、体験談を元に詳細に記載していきます。

これから本制度に応募しようとしている方、本制度について知りたい方、奨学金を借りる前に知っておきたい方の助けになれば嬉しい、そんな想いで書き綴っていきます。

はじめに僕の簡単な自己紹介を。詳細はこちら


まさ男
まさ男
28歳の理系院卒で現在東証一部上場企業の研究職サラリーマン
2018年4月、奨学金360万の借金を背負って社会人生活スタート
社会人3年目でようやく資産がプラスに
平凡サラリーマンの資産運用の過程をブログで配信中!

日本学生支援機構の奨学金返還免除制度に応募した体験談

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本制度について

本制度は日本学生支援機構大学院第一種奨学生に対する「特に優れた業績による返還免除制度」のことです。

「特に優れた業績による返還免除制度」については機構HPから抜粋しました。すぐ下に要点をまとめてるので読み飛ばしてOKです。

大学院において第一種奨学金の貸与を受けた学生であって、在学中に特に優れた業績をあげた者として本機構が認定した場合には、貸与期間終了時に奨学金の全部または一部の返還が免除される制度です。
学問分野での顕著な成果や発明・発見のほか、専攻分野に関する文化・芸術・スポーツにおけるめざましい活躍、ボランティア等での顕著な社会貢献等も含めて評価し、学生の学修へのインセンティブ向上を目的としています。

日本学生支援機構ホームページ

まとめると、

  • 対象者:第一種奨学金を借りている大学院生
  • 評価項目:学問分野に加えて、芸術・スポーツなどでの成果
  • 結果:認められれば、半額または全額の返還免除が認められる

という制度です。

ちなみに第一種奨学金は無利子の奨学金で大学生で借りるのは基準が高く採用されにくいですが、大学院生なら応募する母数が少ないので第一種への申請も通りやすい印象でした。

選考基準

僕の大学院では下記の通りの評価基準があると言われていました。

  • 学業成績:
    • 大学院講義の評価点
    • 僕の大学院では成績指標としてGPSを採用しており、今回の学業成績の評価項目となっていました。
  • 研究成果:
    • 学会発表(海外学会 ○点、国内学会 △点というように加点)
    • 論文(Impact factor × □点というように加点)
    • 学会等での受賞回数(詳細は不明ですが、加点されていたようです)
  • 面接:
    • プレゼンそのものに対する点数(発表内容や伝わりやすさ)
    • 質疑応答での受け答え等に対する点数(的確に答えているか、わかりやすいか)

これらを総合して数値化し、上位から合格者が決まっていきました。

応募した人間について

  • 応募した人間:
    • 私、まさ男でございます。
  • 在籍していたところ:
    • 国公立大学大学院(生命科学系専攻)。ゴリゴリの理系です。
  • 最終学歴:
    • 博士前期課程。いわゆる修士というやつです。
    • 大学院生活は2年
  • 借りていた奨学金:
    • 240万円(学部生時代)
    • 120万円(大学院生時代、今回の対象はこちらの奨学金)
  • 学業成績:
    • 上位層の下位か中間層の上位をウロウロするくらい
    • GPSは、3.0をちょっと上回るくらい(最大4.0)
  • 研究内容:
    • 医薬品に応用できる新しい技術の開発
  • 研究成果:
    • 学会発表(国内) 5回 / 2年
    • 学会発表(海外) 1回 / 2年
    • 学会等での受賞  0回
    • 論文投稿     0報(卒業後に投稿。間に合わなかった・・・)
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応募から審査までのステップ

書類提出

まず応募と同時に、研究内容を確かA4 2枚にまとめて提出。これは就活でも研究内容をA4サイズでまとめていたので、ほとんどそれを転用。研究内容の他には大学院時代の成績表などを添付して提出。書類提出は特に問題はない。

書類提出すると、同じ専攻の誰が応募しているのかがちらほらと耳に入ってくる。この人たちが数100万円の奨学金返還免除をかけたライバルになるので、なんとなくお互いによそよそしい感じになってました笑

記憶が曖昧で申し訳ないのですが、僕がいた専攻では半額免除(半免)が2人、全額免除(全免)が1人ぐらいだったのに対して、応募者が15人ぐらいいたと思います。

面接

書類提出が終わると、面接がありました。

覚えている、面接の中身はこちら。

  • 面接時間:
    • 30分ぐらい
  • 面接官:
    • 自身の大学院の専攻の教授(10人以上いた笑)
  • 面接内容:
    • 研究内容紹介とそれに対する質疑応答

質疑が怖かった。いやー、怖かった笑

だって、10人以上の教授を相手に、しかも僕がやっていた研究内容と多くの教授の専門領域はかなりかけ離れていたんだもん。

意味のわからない質問や全く想定していない質問がくるんじゃないか、とドキドキしながら質疑対応を行いました。

面接室を出ると外には次の面接者(友達)が緊張の面持ちで座っていました。緊張する気持ちわかる〜!と思いつつも、

「どうだった?」の質問には、「普通かな。特に大きな問題なく淡々と終わったよ!〇〇も頑張って!」と余裕の返答をしてしまう笑

結果発表

僕がいた大学院では、合格者にはメールで、不合格者には音沙汰なしでした。

そんな僕の結果は・・・

今も合格通知を待ってます!首を長くして待ってます!

つまり、不合格です!!

不合格の原因分析

自分なりに考えた不合格だった原因分析をしていきます。2つ原因として考えています。

  • 学業成績が芳しくなかった
  • 研究成果が足りなかった

学業成績が芳しくなかった

上述の通り、成績指標であるGPSは、3.0をちょっと上回るくらいで、決して成績が悪い部類ではなかったです。

でも、奨学金返還免除を本気で狙っている人は違った。大学院の授業はしっかりと毎回出席、レポートや試験も徹底して素晴らしい成績をとっていました。

一方の僕はといえば、単位は取れればいいや、留年の心配がなければいいやスタイル。実験を言い訳に授業に出るのは最小限、レポートや試験も程よくやる感じ。

ここで差を自ら生んでしまいました。

研究成果が足りなかった

詳細は明確にされていないのでわからないですが、噂ではここが最も重視されていたようです。

それも当然ですよね。理系大学院生の本業は研究です。

僕自身、学会発表回数は他と比べても多い方で、海外学会でも発表したので、学会発表に関してはそれなりに加点があったと思います。

しかし、論文が間に合わなかった。これが合格者との差を生んだんだと思います。

というのも、今回の一連の活動を調整していた、おそらく採点結果を知っている事務のおばちゃんと話したときに、「論文さえ出てればね」と言われたのでここが不合格の決定打だと認識しました。

感想

この記事では、奨学金返還免除制度に応募した時の体験談をまとめました。

当時を振り返り、今思うことは、「120万円の返還が半免でもめちゃくちゃ大きい効果なんだからもっと研究がんばっとけよ!」です。

60万円返還免除になれば給料数か月分をタダでもらったも同然ですよね。サラリーマンになって、数ヶ月分の給料を稼ぐことの大変さに気づきました。

当時の俺、もっと頑張れよ!笑

以上が感想となりますが、今回の記事が、

  • これから奨学金返還免除申請を行う人
  • 返還免除申請ってどんなステップで進むのか知りたい人

の役に立てると嬉しいです。

大学院生活で悩みがある方、企業研究員に就職を希望している方がいれば相談に乗れるかもしれないので、お気軽にご連絡ください。

今回の内容は僕が大学院生時代2018年の体験談をもとに記載しています。今のやり方とは異なる点もあると思いますので、最新の情報は機構HPでご確認ください。

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